足掛け2年。公園となりの家が無事に竣工し、先般オープンハウスを行いました。お越し頂いた皆様ありがとうございます。
南北に細長く、東に公園を接する敷地条件/三世代同居/和室二間続き/カヤック置き場 などなどの設計条件の読み解きが今回の課題でしたが、公園側にリビングと寝室を確保し、西屋根を葺き下ろすことで西日を遮断しながら快適な居住環境を獲得しています。
リビングからは公園の緑が一望!
公園側と南の窓を開放すると吹き込む風が気持ちいいです。テーブルと椅子、ベンチは以前から使われていたイエローパインの手造り家具を施主がペーパー掛け+ワックス仕上で蘇らせましたもの。施主は羨ましいくらい器用に木工をこなします!
「床の間には仏壇、押入、神棚が必要!」となりましたが、それらを鴨居高さの家具扱いすることで広くてすっきりとした和室にしました。
続きまの欄間には以前の家で使われていたものを再利用。記憶を引き継いでいます。
ふすま紙は安部榮四郎さんの手漉き和紙。繊維が強くて破れにくく、風合いもいいので、ふすまには毎回使っています。
キッチンは今回もオーダーで作りましたが、キッチン、建具、作り付家具は洋桜で統一。白壁に引き立ちます。
採光と通風を兼ね備えた2畳の小間。
ころがるも良し。
本に耽るにも良し。
月明かりに思索するも良し。
南には深い屋根下に日向ぼっこのベランダを。柱を省いて広いデッキ空間としています。
樹木の繁る庭から一変、芝生と紅葉のさわやかな庭となりました。
さて今回も施主家族には住まいのセルフビルトに関わっていただきました。
今回は表札作り!
ロゴデザインとシルク印刷にチャレンジして頂きました。
ミツトリヒトギさんをアトリエにお招きして、人生初のシルク印刷にいざ挑戦。
このロゴを郵便受けの桧板に摺って表札の完成です。
自分は古民家怪獣を作成。欲しい方はハンカチに摺りますので、ご希望の方はアトリエまで連絡くださ~い。