□高岡の家
伝統工法による魅力的な母屋でしたが耐震性、断熱性などの問題から建て替えとなり、新居の床の間で客殿に使われていたとこ廻り部材を再生します。
欅に漆塗りのとこ部材。
大工が一旦加工仮組したとこ部材を、塗り師の工房に移して漆塗りと養生。その後再び現場にて取り付けされ完成した漆塗りのとこ。手間を惜しまない懇切丁寧な時代の仕事です。
今回約100年ぶりに解体し再び新居で再生します。
来客の多い住まいであり、玄関で客間と生活空間を分離。広い玄関ホールは立礼茶会にも対応できるように配慮しています。
柱状改良までが終わり、基礎工事に入ります。
□杵築西の古民家
大工工事も終盤となり、空間が見えてきました。見違えるほど明るくなりました。
吹き抜けの内部足場を外す前の足場検査ではインターン学生達の協力を得て、古木に残る釘の有無などを確認。新材と古材の着色の有無なども学生達に意見を求めましたが、果敢に意見を述べる学生達を頼もしく思いました。今週から信州大学の筒井君が加わりました。期待しています!
□古民家DIY
床下の防蟻剤散布と防湿シート敷き。
合板フローリングから杉板への床張替えと床下断熱材施工。
既設天井板を落として垂木間に断熱材充填と杉板天井張。
露呈した2階給排水管に綿布巻。
これらの工事をDIYで楽しむ施主に脱帽です!!
□寺町の町屋
大工工事も終盤となり、空間が見えてきました。2方向を閉ざす長屋の建て替えの場合、中庭からの光と通風が居住環境には欠かせません。2階のテラスは空に開かれたプライベートな屋外となり、ここにしかない快適性を感じます。
□ひらた福祉会
多機能型事業所は杭打ち基礎工事までが終わり、来週23日の上棟です。
柱状改良は初のハイスピード工法。柱状改良と比べて土泥処理が無く、環境負荷もないのが魅力ですね。