ギザギザのおっかない鉄刃は動物を獲る仕掛けかと思っていましたが、まさかその仕掛けを必要とする日が来るとは・・・(;^_^
ギザギザの正体はせんば扱ぎでした。小麦の穂を通すと、7~8割位の実が落ちますが、何度扱いでも完全には落ちません。昔の人たちには裏ワザがあったかもしれませんが、しかし不思議とこの効率の悪い大雑把さが気持ち良く思えました。「効率など追求するなヨ ケツの穴コマイネ!」と言われてるようで・・・
昭和40年頃の木製ドラムに針金の取りついた回転式脱穀機が納屋の隅にあります。「農林規格 人力脱穀機 / 佐藤造機株式会社」と印刷されていますが、こちらはとうに壊れてバラバラの瀕死状態です。これを複雑な機械は壊れやすく、単純なものだけが生き残る、と読めばとても示唆的ではありませんか?建築にも通じそうです。
次に小麦の穂と実を分別するのに「とうみ」にかけました。とうみも先住民族の生活資料として屋根裏に片付けていたのですが、再び日の目を見ることに。
参加者一同初めてとうみを使いましたが、あら不思議!2つの口からは軽い穂と重い実が完全に分別されて出てくるではありませんか!
午後からは内藤正敏さんの自然農法の講和、目から鱗がポロポロでした・・・
大田のNさんとありかちゃん
きな粉と酒かすのクッキー、切干大根のキャラメリゼ、かぼちゃと豆乳のケーキなどの自然食のスイーツ差し入れ ごちそうさまでした(^O^)