スタッフ達を引き連れて瀬戸内国際芸術祭へ2泊3日の研修に出かけました。
2009年の越後妻有の芸術祭が良かったので、スタッフのモチベーションアップに繋がる事を期待しました。
島々に展示された作品を見て回りながら、自転車で作品巡りするcity mobility出雲のイメージが広がりました。
女木島で一番印象深かったのは愛知県立芸術大学の作品でした。アプローチの露地風景や素材、古材壁と新しい床との対比、ディテールなどに新しさがあり面白い作品に仕上がっていました。
男木島の交流館は先鋭的でありながらも、ユーモラスなたたずまいに感心しました。手法が明快です!
背景の異なるものをつなぎ合わせる面白さは古民家再生の面白さとと重なります。不釣り合いなモノのぶつかり合いが醸し出す味わいは新しく揃えられたモノよりも 時に魅力的です☆
雨の露地は楽しそうな展示でした。
水が無くても鍋やじょうろを水が巡回する様子は
想像しただけで楽しそうだ
と思っていると、
窓が開いて解説者登場!
一同沸きました!
直島に新しく完成したリーウーファン美術館は沈黙の思考空間。
祭を終えた21世紀とはそういう時代なのだと思います!
豊島の島キッチンは秀逸な仮設建築でした。
海底に潜むエイのように地べたにひっつきそうな軒の低さにびっくり!低い屋根の下はカラダを包み込む居心地のいい空間でした。構造材を単管より更に細いガス管で構成したり、杉板をビニール結線材で留める屋根のディテールも絶妙でした☆
仮設建築の危うさが美しさにまで昇華した辺りが乙だなぁと思いました!