間口4mの長屋の建て替えです。
4m間口の名作と言えば竹原さんの粉浜の家Ⅱを思い起こします。極小空間に設けられた外部、間室、吹き抜けが小さな住居の中に多弁で豊かな暮らしを生むことを実証した住居で、切り捨てと再構築の手法が圧巻でした!
3世代住居に必要な動線を設定し、光庭で分節しながら採光と通風を確保。
狭さから生まれた面白さが絶妙なバランスとなり、これ以上差し引く事も付け足す事も出来ない、ここでしか成立しない建築となったように思います。
光庭を介して長手方向を見通す。
2階の光庭はプライベート感が高く、一層心地よい場所となりそうです。
床でゴロゴロしてくつろげるようにキッチンを掘り下げ、キッチンに立つ人とゴロゴロする人の目線を揃えた居酒屋のようなDK。
小さいながらも、ご夫婦の自分達らしさとして、整いすぎずその都度状況判断で対応するキャンプのような暮らし方が求められました!
乞うご期待☆