江戸期に建てられた3間×2間の広さの蔵を子供室にリフォーム。
土壁に窓を開け、床と階段を新設。小さな空間の心地よさを生かしワンルーム吹き抜けの子供部屋に。棟木を受ける曲がり梁が丁度潜れる高さで子供部屋にはぴったりのスケール。ここをくぐってそれぞれの部屋が繋がります。
蔵の中に階段を組み込むために、階段パーツの分解から着想を得た螺旋階段です。FBシリンダーを床梁に固定し、これに吊ボルトを支持、踏み板を軽やかな吊構造としています。
墨書があり、垂木に書かれた大工、木挽きの名前からは責任ある仕事を成し遂げた職人の想いや日本文化の伝統を感じます。
蔵の垂木には文久三年の伝統的建築空間が子供達の感性をどのように育てるのか、楽しみです!
小さな子供部屋の中の小さな書斎!