年末現場帰りに立ち寄ったobjectsで出会ったスリップウェアと桜スプーンの造形は琴線に響く処あり、即決しました。漆木椀は20年使いこまれた品に魅せられて、染め分けの牛ノ戸焼皿は銀砂模様に魅せられて遂に手にしました。
斉藤十郎さんのスリップウェア皿には始まりの形を伝えようとする心使いを感じます。
泥漿と共に現代とは異なる時間が流れているように感じ、見ているだけで気持ちが落ち着きます・・・。http://tekura.jugem.jp/?eid=329
大久保ハウス木工舎ではスプーンと木ベラを。
刃物跡を残す丁寧な仕事と造形の巧みさに、溜息が出ます・・・。
https://ookubo-house.jimdo.com
漆椀はトチノキに本堅地なしに漆を3回塗って仕上げた椀で生地の生かし方に腐心されています。建築では素材表現として素材の活かし方からデザインを考えますが、仁城逸景さん親子は木を素材と言うよりも、木の命を活かすために木地師、塗り師の二役をこなしていらっしゃいます。この辺りの事を考えると感慨深いです・・・。
http://www.hibinokurashi.com/jp/pottery/42
良い道具は暮らしを楽しくさせてくれますが、更に作り手の思考と眼差しへの想いを膨らませてくれるのが良いですね!
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