2月 梅も椿も真っ盛り。小さな庭で椿と山茶花の間を忙しなく行き交うメジロは愛らしい限りです。
暖かい日がつづき古民家も快適ですが、去年暮れに三代目ストーブがネスターマーチンに替り土間もすこし暖かくなりました。
少しずつ空間が見えてきた槐の庭。座敷を取っ払って北庭に続く土間の解放感がいい感じになってきました。あとは植栽を待つばかり・・・
鬱蒼としていた北庭に光と風が戻り、湧水の池の石組は解体材とは思えない出来栄え。庭師さんは植吉さん。ご自宅の山水を引いた池の景色が素敵だったので、竣工が楽しみです!
今回既設土壁を際立たせるために新設壁を黒としましたが、塗装工事を終えた厨房は深い闇に沈みました。想定内ではありますが・・・(笑)。
毎回施主さんを交えて仕上げや照明のイメージを検討していますが、厄介な注文もなじみの監督さん、職人さんに助けられながら順調に進んでいます。ディテールで少しウィットの効いたアイデアをもう一度現場で施主さんに説明し盛り上がりましたが、多少の不具合さは受け入れて楽しんでしまうのも古民家改修の面白さの一つだと思います。
不完全なものもそのまま受け入れ楽しみましょう。そうすると心が軽くなります。
古民家寂聴