地域づくりオールスター祭り
今年のテーマは【小さな拠点づくり】
県内各地での実践者たちが集い、300人を超す参加者で会場は溢れました。
分科会4で(空き家、古民家の活用)をお題として頂きました。
左側は分科会4のファシリテーターを務めていただいた檜谷さん。数字に強く、説得力とユーモアを忘れないかたです。
現在島根県内の空き家は45,000件。このうち戸建て住宅は30,000件。これから人口減による空き家が一気に増えるのでこの数値は数倍に膨れ上がります。
参加者が空き家活用のNPOなのか、空き家対策の行政なのか、空き家を抱えた個人なのかわからず、個別問題に対して具体的にしか解決できないのでは、という不安を抱えながら古志古民家塾の活動を紹介。
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民泊の実践者からは事業の採算性についての質疑を受け、ボランティアスタッフでぎりぎり回している現状を伺いました。
空き家を探している都会の若者は多いのに、有益な情報は不足している現状。
空き家の行政調査は進められているが、情報公開できない現状と行政の把握数と実態との乖離。
山間部の方からは増え続ける空き家への危機意識を伺いました。
空き家は状態の良い内に無償譲渡すべき、という意見に賛成です。改修には新築と同じだけのコストがかかり、個人資金での事業化となると、条件の良い物件との出会いが必須です。つまり条件の良い空き家だけが次の世代に引き継がれます。
身近に空き家があれば議論よりも小さなイベントを試してみることを勧めます。小さな体験を繋ぐことから新しい方向性が見えて来たりもしますから。
古民家塾は最初1年間のイベントの後は、イベント参加者の企画でイベントが行われるようになりました。体験と口コミはSNS以上に早く、確実なツールです。
人の言い分を聞いていたら前に進めません。
自分のやってみたいことを全力でする。
それが楽しければそれでいいんです。 古民家寂聴