5年点検で外中原の住宅へ。
庭園美術館と呼びたいくらい奇麗に整えられた庭に見惚れた。
芝生は短く刈り込まれていて、初冬を迎えるこの季節に花々が咲き誇っている。ランタナとジニア、一年草をこまめに植え替えされ、ダリアもつぼみを膨らませていた。
庭木の枝葉も矮性植物の蔓もいい塩梅で然るべきところに落ち着いていて、
花壇の縁石、灌木、板塀も申し分なく整然としていて心底気持ちいいと感じた。
庭の奥には枕木で囲われた腐葉土とコンポストがあり醗酵を終えて灰色に仕上がった土が切り返されていた。枯葉、ミミズなどはここに集めているのだと。
芝土の通気孔開けから施肥、芝刈りまで、気が休まらないのではないかと案じながらガーデナー心得を拝聴した。おそらく天気のいい日は一日中外仕事に精を出していらっしゃるご様子で、竣工から5年で庭はほぼ作り替えられていた。
手入れすることで庭も家も、いつまでも気持ち良く暮らせることを改めて教えられた。奇麗という価値の尊さに初めて気付いたのかもしれない。それ程感動的な経験だった。
無垢材で仕上げた家なので手を掛けるのが楽しく、外壁の焼き杉板や葦戸、鉄骨階段なども気に入っていらっしゃるご様子で、話を伺いながらとても幸せな気持ちになりました。
家族や家に招く友人、そして自分への愛ですね・・・☆☆☆