縁側は伝統文化でありながら省エネ法時代の厄介者になりつつある。
冬季屋内の冷気溜りとなるのでいつも苦慮する・・・。
今回は床の間と床の間に取り付く縁側はそのまま残した。
生活してみながら不具合を感じれば、その時に対処すれば無駄がないと判断した。
外との関係性を豊かにすることが住まいの基本である。
なので昨今の省エネ法は基本に外れる。
松江の冬は3か月。
冬に氷点下を下回ることは滅多に無いし、骨まで凍るようなベルリン寒波は来ない。
これらの条件を踏まえて周辺環境との向き合い方、暮らし方をそれぞれに決める事になる。
今回は縁側の半分をDKに取り込んで、5枚の太鼓障子で庭と繋がるように改修した。
障子はトリプルなので、ペアガラスの保温性が一層高まる。
障子越しの柔らかな明かりや障子を閉じた時の沈黙した空気など、五感で感じる心地良いひと時を期待している。
家事動線の集約
縁側を持つ床の間2階の予備室子供室、客間などを想定
庭も生茂っていた樹木と景石を一掃して子供達の格好の遊び場となった。画伯の絵画。
村上隆を凌ぐ画力! ピカソまであと一息!!